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【調理師の免許取得】調理の実務経験の証明書のもらい方

挑戦することは成長への第一歩です!

これから調理師の免許取得に挑戦するあなたを「大量調理の伊達メガネ」は応援しています。

思ってたより飲食の業界で働いて実務経験を積んでから調理師の資格取得にチャレンジする方がいます。

それは給食の大量調理の業界も一緒です。

大量調理の業界で多くの人と関わってきましたが、5、6人に1人ぐらいは未資格で仕事を始めてから調理師の資格を取得していました。

これが多いのか少ないのかは分かりませんが、2年の実務を経験してから調理師の資格にチャレンジする人は意外といるんだなーと感じています。

調理師免許の実務経験の証明書をもらうためには書類や必要な手続きがあります。

今回は、実務経験の証明書のもらい方について実際の体験と聞いた話をもとにお伝えします。

実際の話を聞いておけばスムーズに手続きを進めることもできるかなーと思います。

ぜひ参考にしてください。

実務経験を証明する書類「調理業務従事証明書」

まずはじめに実務経験を証明する書類は「調理業務従事証明書」と言います。

この「調理業務従事証明書」をゲットしなければなりません。

これは都道府県で異なりますが保健所や役所で調理師の受験願書に同封されていることが多いです。それからWebサイトでPDF(電子データ)によって配布されている場合もあります。

PDFで配布されているものを使用する場合は、スマホやパソコンでダウンロードして印刷しましょう。

「調理業務従事証明書」には調理の業務内容や期間などを書く欄があるのですが「施設の区分」というのもあります。

そこには「給食施設の場合」と分けられてるんですね。こういうのを見ると「多くの人が働いてるからかなー」とか思いますね。

この書類は自分で書いてはダメですよ。必ず所属している企業や法人の責任者に記入をしてもらいます。

それから「調理業務従事証明書」に有効期限はないのですが、最新の書式で用意された書類でないといけないようです。

つまり数年前に書いてもらった書類でも有効となるのですが、書式が更新されてしまい古い書式の可能性があります。その場合は認められないので気をつけてください。

調理師免許の試験を受けるときに「調理業務従事証明書」を入手して書いて貰うのが安全です。

給食の大量調理で実務経験を証明してもらう方法

給食の大量調理には多くの職場があります。保育園、学校、福祉施設、病院などです。

基本的には各施設の法人の責任者に証明を貰います。

具体的な流れとしては大抵は事務手続きの窓口として総務などがあると思います。事務所にいる人たちですね。

そこに書類を持っていき記入をお願いしましょう。

「大量料理の伊達メガネ」は事務所が施設内の入り口にあったので、そこへ行ってお願いしました。

他の人の話でも、福祉施設や保育園、病院も同様で事務所に行ってお願いしたようです。

事務所の人が優先してくれたらすぐに対応して渡してくれます。

勤務状態を調べて書いて責任者に印鑑貰うだけなんで時間はかからないんです。

ただ時期によって優先度が高い業務があると少し遅れるって感じですね。

ただ、なるべく早くお願いして、いつまでに必要ですと伝えておきましょう。

場合によっては事務の方が忙しかったり新人の方でわからなくて時間がかかることもあります。

また責任者が出張などで不在のため印鑑待ちという事もありますからね。

どうしても調理業務従事証明を書いてもらえないとき

ここまでお願いしても「調理業務従事証明書」を出してもらえない。

そんなときは、最終手段として、あなたが住んでいる都道府県の担当窓口に相談する方法があります。

なぜ「最終手段」なのか?

なぜこれが「最終手段」かというと——

外部に相談したことが職場に知られると、職場で働きづらくなるリスクがあるからです。

たとえあなたが正しくても、「外にチクった」「面倒を起こした」などと捉えられてしまうケースも、残念ながらゼロではありません。

だから、まずはできるだけ自力で交渉して、それでもダメなら慎重に相談しましょう。

去年から新しい制度ができました

うれしいことに、2024年(令和6年)5月17日から「証明書がもらえない人を救済する仕組み」が正式にスタートしています!

これは、総務省の行政改善推進会議が厚生労働省に働きかけた結果、「勤務先の都合で証明書が取れない場合の対応」が改善されたんです。

つまり、正当な理由があれば、たとえ職場が協力してくれなくても、あなた自身が書類や証拠を揃えて受験に進める道が開かれたということ!

総務省の公式発表はこちらから確認できます。
総務省公式サイトへ

退職を視野に入れよう

この制度を使えば、調理業務従事証明書を書いてもらえない問題は解決します。

だけど、そんな職場に未来はないですよ。

なので退職は必須だと思います。

調理業務従事証明書を書いてもらえない職場では、例え調理師の資格を取っても隠す必要があるかも。

それに調理師の資格を取っても評価してもらえないです。

調理の業界というか、給食の業界では転職は当たり前です。

転職について詳しく知りたい方は「給食業界の転職を徹底解説!後悔しないためのポイントと成功事例」を読むと面白いよ。

マジで色々あるかね。

退職後の職場から実務経験を証明してもらう方法

それから退職後でも在籍中と同様で事務所に依頼すれば貰えます。

まずは電話で問い合わせればいいと思います。

電話で「以前に働いていた者ですが、調理師免許の試験を受けるので実務経験を証明する書類に記入をお願いできますか?」と依頼すればOKです。

書類は郵送か直接持っていきましょう。郵送で送る場合は返信用の封筒を用意して自分の住所を書いて切手を貼って同封しておきましょう。

郵送する場合は必ず返信用の封筒を用意してください。

なぜなら、この実務経験を証明する書類「調理業務従事証明書」は企業や法人が書く義務はないんです。

なので、お願いするという事を念頭において最初から依頼しましょう。

最初の電話でのお問い合わせも「お願いできますか?」などと丁寧に依頼しましょう。返信用の封筒を用意するのも相手側の手間をなるべく少なくする事が大切です。

普通の企業や法人なら書いてくれますけどね。

それでも書いてもらえない時は、先ほどと同様に都道府県の担当窓口に相談しましょう。

調理の実務経験証明書についてよくある質問

実務経験の合算は可能か

複数の施設での実務経験を合算して2年間として申請することは可能です。その際、各施設での調理業務従事証明書をそれぞれ取得し、すべてを提出する必要があります。また、各証明書の内容が正確であり、一貫性があることを確認してください。

調理業務従事証明書の偽造について

調理業務従事証明書を偽造することは絶対に避けるべきです。偽造が発覚した場合、調理師免許の取得が取り消されるだけでなく、法的処罰を受ける可能性があります。正確な情報に基づき、適切な手続きを行うことが重要です。

過去の実務経験の扱い

過去に従事していた調理業務も、調理業務従事証明書として提出することができます。ただし、その期間が証明可能であり、責任者からの証明を得られる場合に限ります。過去の勤務先に連絡を取り、証明書を発行してもらうことが大切です。

実務経験なしで調理師免許を取得する方法

調理師養成施設を卒業することで、実務経験なしでも調理師免許を取得することが可能です。この場合、実務経験証明書は不要ですが、施設での学習と修了証が必要です。調理師養成施設では、実践的なスキルと知識を学ぶことができるため、調理師としてのキャリアをスタートさせたい方にはおすすめです。

まとめ:本番は試験です

実務経験を証明する書類「調理業務従事証明書」をもらうことは試験を受ける準備です。

試験を受ける為に受験の願書の一つとして「調理業務従事証明書」を用意します。

試験の準備の筆頭に上がるのが勉強です。

これが一番重要ですが、どうでしょうか?進んでいますでしょうか?

勉強の方法は人それぞれです。

本を買って独学で勉強している人もいましたが...。資格を取ることを諦めた人もいましたね。

受かった人の多くは通信講座を利用して勉強していました。「大量調理の伊達メガネ」もです。

▶︎おすすめの調理師の資格講座

ちなみに「大量調理の伊達メガネ」は、ITの国家資格である「基本情報技術者」の資格も通信講座で勉強して取得しました。

通信講座ってすごいですよ。ちゃんと企業が考えて用意してあるだけのことはあります。

有名なところは特にそうです。

頭のいい人たちが考えてお金を使って用意した教材が使えない理由はないですよ!

もし、まだ通信講座を使っていなくて諦めかけてる方がいるならすぐに申し込んだ方がいいです。

色々と調べながら勉強するより通信講座を申し込んでさっさと受かってしまった方がいいんですよ。

諦めた人を見ているのでマジでそう思います。

調理師の資格勉強については独学でも合格できる!調理師免許の簡単な取り方とおすすめの本「社会人でも間に合う効率学習術」で紹介しているので読んでいってね。

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