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8月の行事食ガイド「給食の大量調理向けアイデア特集」

こんにちは「大量調理の伊達メガネ」です。

もうじき夏本番に突入しますね。

給食の大量調理の厨房は、暑さで大変なことになっているかと思いますが、夏バテしていないですか?

「大量調理の伊達メガネ」も暑いのは嫌いなのですが、なぜか暑い季節はめちゃくちゃ元気です。

そんな暑い日本の夏ですが、8月は日本各地でさまざまな行事が行われます。

そして福祉施設や保育園などの給食の大量調理では行事食があります。いつもとは違う特別な料理を提供しているんです。

今回は、8月の行事とそれぞれの行事に関連した「行事食」のアイデアと、それぞれの職場で提供されている行事食をお伝えします。

8月の行事を盛り上げる美味しい料理で食べる人を楽しませよう!

8月の主なイベントと行事食

8月の風物詩といえば、やはり花火大会やお盆の帰省がありますね。

夜空に打ち上がる色とりどりの花火は、夏の夜を彩る一大イベント。

浴衣を着て屋台の美味しい食べ物を楽しむのも、この時期ならではの楽しみです。

また、お盆には家族や親戚が集まり、先祖を供養するためにお墓参りをする風習があります。

この時期には、特別な食事を用意する家庭も多いでしょう。

それから祝日「山の日」もありますので、それにちなんだ食事を提供している職場もありました。食事で祝日の意味を知るってやつですね。

まずは、8月の主な行事をお伝えします。

夏祭り・盆踊り・花火大会

夏祭りや盆踊り、花火大会は、8月の定番イベントです。

各地で開催されるこれらの行事は、地域ごとの特色があり、参加するだけでその土地の文化や風習に触れることができます。

そして、イベントをさらに楽しむためには、美味しい食べ物が欠かせません!

縁日(屋台)メニューの楽しみ方

縁日には、たくさんの屋台が並び、美味しい食べ物がいっぱいです。

たこ焼き、焼きそば、かき氷、りんご飴など、見るだけでもワクワクするメニューが揃っています。

ここでは、縁日で楽しむためのメニューをいくつかご紹介します。

  1. たこ焼き:外はカリッと、中はトロッとしたたこ焼きは、縁日の定番です。ソースやマヨネーズ、青のりをたっぷりかけて、熱々のうちにいただきましょう。
  2. 焼きそば:ソースの香りが食欲をそそる焼きそばも大人気。キャベツやもやし、豚肉がたっぷり入ったボリューム満点の一品です。
  3. かき氷:暑い夏にぴったりの冷たいデザート。いちご、メロン、ブルーハワイなど、カラフルなシロップがかけられたかき氷は、見た目も涼しげです。
  4. りんご飴:外側のカリッとした飴と、中のジューシーなりんごのコントラストが楽しめるりんご飴。お子様にも大人気です。
  5. 金魚すくい:食べ物ではありませんが、縁日の楽しみのひとつとして金魚すくいも忘れずに。涼しげな水の音と、金魚をすくう楽しさは夏祭りならではの体験です。

山の日(8月11日)

2016年に制定された「山の日」は、山に親しむ機会を増やし、山の恩恵に感謝する日です。

この日を記念して、山に関する料理を楽しむのはいかがでしょうか?

山菜を使ったメニュー

山の日にぴったりなメニューとして、山菜を使った料理がおすすめです。

例えば、山菜おこわや山菜そば。

山の恵みを感じることができるこれらの料理は、ヘルシーで栄養満点です。

山盛りメニュー

「山の日」にちなんで、山盛りの料理を楽しむのも面白いアイデアです。

例えば、山盛りのサラダや山盛りのフルーツ。

見た目にも楽しく、パーティー気分を盛り上げること間違いなしです。

山ごはんの提案

アウトドア好きな方には、実際に山に登って楽しむ「山ごはん」がおすすめです。

軽くて持ち運びやすいおにぎりや、簡単に調理できるカップラーメンなど、山で楽しむ食事を工夫してみましょう。

もちろん、安全には十分注意してくださいね。

お盆(8月13日~16日頃)

お盆は、日本の伝統的な行事で、先祖の霊を迎え、供養する期間です。

この期間には、家族や親戚が集まり、特別な料理を楽しむことが多いです。

ここでは、お盆にぴったりの料理をご紹介します。

精進料理の意味とレシピ

お盆の時期には、精進料理を作る家庭も多いです。

精進料理とは、肉や魚を使わずに、野菜や豆類を中心に作られる料理のことです。

先祖の霊を供養するための敬意を込めて、手間をかけて作るのが一般的です。

簡単な精進料理のレシピをご紹介します。

例えば、「ゴマ豆腐」は、ゴマの風味が香ばしく、栄養価も高い一品です。

また、「ナスの煮浸し」や「きんぴらごぼう」も、お盆の食卓にぴったりです。

これらの料理は、食材の味を活かし、シンプルながらも深い味わいが楽しめます。

天ぷらを含むお盆料理

お盆には、天ぷらもよく登場します。

特に、「精進揚げ」と呼ばれる、野菜のみを使った天ぷらは、香ばしくて美味しいです。

ナスやシシトウ、サツマイモなど、季節の野菜を使った天ぷらは、食卓を華やかに彩ります。

天ぷらは、カリッと揚げるコツがあります。

まず、衣は冷水で作り、サクサク感を出すためにあまり混ぜすぎないことがポイントです。

また、揚げ油の温度を適切に保つことで、カラッと美味しく揚がります。

帰省のおもてなしに地元料理

お盆の時期には、帰省する家族や親戚をもてなすために、地元の特産品を使った料理を用意するのも素敵です。

例えば、海の幸が豊富な地域では、新鮮な刺身や魚介類の料理を楽しむことができます。

山間部では、山菜やキノコを使った料理が喜ばれるでしょう。

地元の味を楽しむことで、家族みんなでその土地の風土や文化を再確認する良い機会になります。

また、帰省先での思い出話に花を咲かせながら、地元料理を味わうことで、より一層絆が深まります。

子どもや高齢者と楽しむ手作り料理

子どもたちや高齢者の方達と一緒に作ることで、料理の楽しさを共有し特別な思い出を作ることができます。

  1. フルーツポンチ:色とりどりの果物をジュースに漬け込むだけで簡単に作れるフルーツポンチ。子どもたちと一緒に果物をカットする作業も楽しみのひとつです。
  2. 手作りアイスクリーム:材料を混ぜて冷やすだけで簡単に作れる手作りアイスクリーム。バニラやチョコレート、ストロベリーなど、好きな味を選んで作ってみましょう。
  3. 餃子作り:餃子の皮に具材を包む作業は、子どもたちも楽しめるでしょう。自分で作った餃子は、特別な美味しさです。
  4. 冷やし中華:暑い夏にぴったりの冷やし中華は、彩り豊かな具材をトッピングして楽しみましょう。きゅうりやハム、卵、トマトなど、好みの具材を用意して。

高齢者の方と一緒に料理をする場合は、柔らかくて食べやすいメニューがおすすめです。

煮物やおひたし、冷たい茶碗蒸しなど、消化に良い料理を一緒に作ると良いでしょう。

料理を通じて絆も深まります。

8月の食材の旬とレシピ

8月は、食材も豊富で美味しいものがたくさんあります。

夏野菜や魚介類が旬を迎え、新鮮で栄養価の高い食べ物が手に入ります。

ここでは、夏野菜を使った料理と、涼しげな魚介類のレシピをご紹介します。

夏野菜を使った料理

夏野菜は、栄養たっぷりで夏バテ防止にも効果的です。

例えば、トマトやナス、キュウリ、ピーマンなど、色鮮やかな野菜を使った料理は見た目も楽しく、食欲をそそります。

  • ラタトゥイユ:南仏の定番料理で、トマト、ナス、ズッキーニ、ピーマンなどをたっぷり使った煮込み料理です。オリーブオイルとハーブで風味豊かに仕上げます。
  • トマトとバジルの冷製パスタ:さっぱりとしたトマトと香り高いバジルを使った冷製パスタは、暑い日にぴったりのメニューです。

魚介類を使った涼しいレシピ

夏は、魚介類も美味しい季節です。

新鮮な魚や貝を使った料理は、さっぱりとしていて涼しげです。

例えば、刺身やカルパッチョ、冷たいスープなどがおすすめです。

  • カルパッチョ:新鮮な白身魚を薄くスライスし、オリーブオイルとレモン汁でさっぱりと仕上げます。彩りにパプリカやハーブを添えるとさらに美味しそうに見えます。
  • 冷やし中華風シーフードサラダ:エビやイカ、ホタテなどを使ったシーフードサラダ。冷やし中華のタレで和えると、食欲をそそる一品になります。

8月の行事食アイデア集

福祉施設向けの8月の行事食

高齢者向けの食事は、消化が良く、栄養バランスの取れたメニューが大切です。

例えば、柔らかく煮た野菜を使った煮物や、冷たい茶碗蒸しがおすすめです。

また、冷たいそうめんやひんやりとした和風デザートも喜ばれるでしょう。

高齢者の方々は、見た目も楽しめる食事が食欲をそそります。

色とりどりの食材を使ったり、季節感のある盛り付けを工夫したりすることで、食事の時間がより楽しくなります。

  • 冷やしおでん:夏の暑さにぴったりな冷やしおでん。大根やこんにゃく、卵などを冷たい出汁でいただくことで、涼しさを感じられます。
  • 豆乳プリン:ヘルシーで栄養価の高い豆乳を使ったプリン。冷やして食べると美味しく、高齢者にも喜ばれます。
  • 夏野菜のゼリー寄せ:カラフルな夏野菜を寒天で固めたゼリー寄せ。見た目も美しく、食欲をそそります。

保育園や子ども向けの8月の行事食

子どもたちが喜ぶ食事は、見た目がカラフルで楽しいメニューがポイントです。

例えば、キャラクターのおにぎりや、動物の形をしたサンドイッチなど、工夫次第で子どもたちの興味を引きます。

また、野菜を使った料理も、子どもたちが食べやすいようにアレンジすると良いでしょう。

デザートには、アイスクリームやフルーツポンチがおすすめです。

特に、暑い夏には冷たいデザートが大人気。

食育の一環として、子どもたちと一緒に料理を作る体験を取り入れると、楽しい思い出になります。

  • キャラクターおにぎり:アニメキャラクターの顔を模したおにぎり。見た目が楽しく、子どもたちも喜んで食べてくれます。
  • カラフルサンドイッチ:野菜やハム、チーズなどを使って、色とりどりのサンドイッチを作ります。ピクニック気分で楽しめます。
  • フルーツゼリー:透明なゼリーの中にカラフルなフルーツを入れたデザート。暑い夏にぴったりのひんやりスイーツです。

病院での8月の行事食

病院での行事食は、患者さんの健康状態に配慮しつつ、季節感を取り入れたメニューが理想です。

例えば、夏野菜を使った冷製スープや、さっぱりとした酢の物などが、暑い夏にぴったりです。

また、見た目にも工夫を凝らし、食欲をそそる盛り付けを心掛けることが大切です。

病院の食事は、栄養士と連携してバランスの取れたメニューを提供することが重要です。

患者さんにとって、食事の時間が楽しみになるように、季節の食材を活かした工夫を取り入れてみてください。

  • 冷製スープ:トマトやキュウリ、パプリカなど、夏野菜を使った冷製スープ。さっぱりとしていて、食欲がない時でも食べやすいです。
  • 酢の物:キュウリやワカメを使った酢の物。酢の酸味が食欲を刺激し、さっぱりといただけます。
  • フルーツポンチ:季節のフルーツを使ったフルーツポンチ。見た目も華やかで、デザートとしても楽しめます。

終わりに

8月は暑さが厳しい月ですが、楽しい行事もたくさんあります。

「大量調理の伊達メガネ」も様々な8月の行事食を提供してきましたが、特に記憶に残っているのが福祉施設などの納涼祭や夏祭りです。

行事食の調理はもちろんですが、屋台での提供やイベントのダンスやカラオケ企画などにも参加して楽しんだ記憶があります。(最近は若者に譲っていますが)

みなさんもぜひ、8月の行事を美味しく彩ると同時に楽しんでください。

ただ夏の調理場は暑い!

本当に暑いんですよ。

給食調理員の皆さんは、白衣の下の工夫や水分補給で暑さ対策をしっかりしてくださいね。

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