おつかれさまです。「大量調理の伊達メガネ」こと「あつたか」です。
毎日、忙しいですね。なんで人がいないのですかね?なんで、すぐ辞めていくのですかね?
気づいた時には手遅れ。いっつも求人の募集。
それって、応募者のせいにしていません?給食の大量調理にくる人だからしょうがないと思っていません?
その通りです!
ですが、それには解決方法があるのです。
人が集まらないなら集まるようにすればいいのです。
今回は責任者の方向けに解決の方法をお伝えします。
もし、あなたが一般の職員で給食調理員を辞めたいと考えているなら「給食調理員を辞めたい!辞めたい理由はなんですか?」で対処方法をお伝えしていますので参考にしていただければと思います。
はじめに
冒頭で応募者の質に問題あるよーと言いましたが、どんな人が応募してくるのかです。
こんな事を考えていません?
「調理が出来る事は当たり前」「教えたらすぐ理解」「人の気持ちがわかる」「会社の利益に貢献」「何も問題を起こさない」人が来ると思っていますか?
そんな人はいませんよ。
それから、大量調理は多くの人が協力して仕事をするのです。人が集まれば、それだけ問題も起こるものです。
その問題が起きづらい状況をどれだけ用意しているかが大切なのです。
すでにわかっているはずです。大量調理の仕事をしている人や応募してくる人たちがどういう人たちなのかを。
仕事や人間関係を上手く出来るための特別な学びや向上心を持っている人たちではないのです。
劣っているわけではないのです。仕事に対しての考え方や優先順位、それから単純に気づいていないだけなのです。
人がいないよくある理由
募集する人が間違っている
よくあるのが調理師を募集している事です。「給食の大量調理」に調理師の資格や経験は必要ないです。
ちょっと寂しいので言い換えると、資格や経験がなくてもできる仕事なのです。
すでに調理師の資格や経験がある人が働いているなら必要としている人材は誰でも出来る仕事なのです。
調理の仕事より盛り付けや配膳、洗浄に多くの時間がかかるのに調理師を募集する必要はないのです。
間違っても「給食の大量調理のやり方を丁寧に教えます」なんて書く必要はないのです。
そして「調理師を優遇」なんて書く必要もないです。これだと「調理師」の資格がないから応募しないとなりますよ。
本当に調理師の資格が「給食の大量調理」に必要だと思いますか?
募集先が間違っている
ハローワークだけで募集していませんか?それだと募集する範囲がめちゃくちゃ狭いですよ。
どんな人がハローワークに来ると思っています?
ハローワークは失業保険をもらいながら仕事を探している人がいるとこです。
つまり仕事がないと生きていけない人がいるとこなのです。
仕事はあるけど転職を考えたり、生活の足しにと考えている人はハローワークではないのです。
ハローワークだけで募集して満足しているなら全然ダメですよ。
いじめ問題はあるあるです
募集は出来ても、すぐに辞めていく職場ってありますよね?
その中でも「いじめ問題」は「給食の大量調理」で辞めていく大きな理由の一つです。
よくあるのは「長年いる人たちの独自ルール」による「いじめ問題」が起きます。
いわゆる「お局様」がいるってことですね。
新人にだけ厳しく同僚や上司には愛想がいい人です。
なんで、「いじめ問題」が起きると思います?
それは「力のある人が正しく力の発揮」が出来ていないからです。
恋愛問題はいつも面倒だ
よくあるのが「恋愛関係になった二人の独自の世界観が周りに嫌な思いをさせる」と「恋愛関係が壊れて嫌になって仕事を辞める」ことです。
当事者が辞めるか、周りが辞めるかで違いはありますが「恋愛問題はいつも面倒」です。
どちらも恋愛は自由だからという理由で放置していません?それは違いますよ。
恋愛は自由ですが「仕事に影響」があると判断されれば対処しなければなりません。
放置なんてもってのほかです。
調理技術はいらない
よくあるのが「包丁で切る必要がないのに包丁を使う」です。
便利な道具があるのです。大量の野菜を切るためのフードスライサーが!
それを適当な理由で包丁で切ったほうがいいとか言うんです。
大量に切るんだからフードスライサーを使って切ればいいんです。
先輩方のプライドのために「調理師の技術」がないと出来ない作業になっていませんか?
みんな知ってますよ!理解してますよ!その技術は「給食の大量調理」に必要ないって!
それでもやるんですか?
給料が低い
「給料が低い」これは経営者でもない限り難しく感じるかもしれません。
ただ本質は違うと思います。
本質は「この給料でこの作業は割に合わない」です。
つまり、給料に見合った作業内容になっていますか?
作業者の負担が減るような取り組みをしていますか?
負担が大きい業務は作業者が納得できるように説明していますか?
それでも「給料」を理由に辞めるのであれば「給食の大量調理」とマッチしていないので諦めましょう。
どんな解決策があるか
人を集めるためには
仕事はあるけど転職を考えたり、生活の足しにと考えている人はハローワークではないんですよ。
今は転職サービスやパート求人のサービスがあるのでそこで探しています。
そして応募の仕方は「盛り付けや配膳、洗浄の仕事がメインなので覚えれば簡単に出来る仕事です。」
だって調理の仕事は少しだけですよ。
しかも「給食の大量調理」は調理知識や技術は必要ではないんです。
だって、献立も食材も調味料も調理手順も全て決まっているのが「給食の大量調理」ですよ。
極論を言うと「調理師の資格」は必要ないんです。
主婦が主戦力となれるのが「給食の大量調理」なのです。
応募先と募集する人材を広げれば結果として人は集まってきます。それが出来るのが「給食の大量調理」の職場なんです。
退職者を出さない方法
退職者を出さないための方法はいくつかあります。
まずは作業マニュアルで標準の作業を周知することです。できたら平準化もしたいとこです。
これで誰がやっても一緒の仕事ができます。
それから自己評価で「自身の行動を振り返る」ですね。これを面談などで使って「自身の悪い行動を把握」してもらうのが大切です。
そして明確な評価基準を作るですね。作業を項目で分けて理解度を測ったり、人へ教える事ができるかなどです。
そうすると成長すべき点が洗い出されます。
そして最後が重要です。問題発生時には必ず対応することです。そのまま放置が思いもかけない結果になる事が多々あります。
必ず対応しましょう。
まとめ
職場の価値を上げれば人は勝手に集まってきます。
相手に求めていては何も変わらないのです。取り組みを変えれば自然と変わってきます。
そのためには様々は会社が「なぜそのようになっているか?」を知って取り入れる必要があります。
なぜ組織図があるのか?なぜ指揮命令系統があるのか?なぜ自己評価や評価基準があるのか?
応募してくる人は「給食の大量調理」の仕事に何を求めているのか?
職場の価値を変えずに、ただ募集しているだけでは何も変わりませんよ。