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病院調理補助の仕事が覚えられない…その理由と解決策

病院での調理補助の仕事に挑戦しているけど、「なかなか仕事が覚えられない…」と感じたこと、ありませんか?

「大量調理の伊達メガネ」は病院での調理経験もあるのですが、病院での調理はルールや手順が多くて、頭の中が混乱することもよく分かります。

それに調理補助だからこそ覚えられない理由もあるなーと感じていました。

ですが、少しずつ工夫をしていくことで、だんだんとスムーズに仕事ができるようになりますよ。

今回は、「大量調理の伊達メガネ」の体験を踏まえて、覚えやすくなるためのコツや工夫を紹介していきます。

病院の調理補助の仕事については「病院の調理補助はきつい? 未経験からでも始められるコツとポイントを紹介」で詳しく紹介していますのでご覧ください。

病院調理補助の仕事はなぜ覚えにくいのか?

病院の調理補助は、飲食店などとは違って厳格なルールや手順が求められます。

その理由のひとつは、患者さんの健康状態に合わせた食事を提供することが大切だからです。

例えば、アレルギーのある患者さんや、食事制限がある人のための特別な調理が必要な場合も多くあります。

そうした細かいルールに従わなければならないので、最初は「覚えきれない…」と感じるのは当たり前です。

それから覚えられない理由の一つに作業マニュアルがあります。

この作業マニュアルですが、職場によってあったりなかったりします。

作業マニュアルがないのは論外ですが、あっても微妙であることが多いです。

その理由とは...この作業マニュアルについては、別の機会にご紹介しますが理由のキーワードとしては「ベテランや初心者、更新、記述レベル」などです。

覚えにくい理由

  • ルールや手順が多すぎる
    病院では衛生管理が非常に厳しく、手洗い方法や道具の扱い方に至るまで細かいルールがあります。こうした細かい部分を全部覚えるのは簡単ではありません。
  • 病院食の種類が多い
    学校給食とは違って献立の種類が多いです。具体的に言うと普通の人が食べる常食から病気によって糖尿病や腎臓病の食事、さらにきざみ食やペースト食などがあります。
  • 覚える内容が抽象的
    指示が漠然としていて、具体的に何をどうすればいいのか分からず、迷うことがあります。特に新しい職場だと、慣れるまでに時間がかかります。

病院の調理補助の仕事が覚えられない理由3選

それでは覚えられない理由を一つずつ詳しくお伝えします。

ただ最初に伝えておきたいことがあります。

覚えられない理由は「あなただけの責任」ではありません。

それは周りにも理由があります。

ただ勘違いしてほしくないのは周りにも理由はありますが「あなたにも責任」があります。

両方に責任があることを忘れないでください。

ルールや手順が多すぎる

病院では、衛生管理が特に厳しいです。

野菜の洗浄一つとっても、ただ水で洗うだけではなく、きちんと消毒し汚染がないように注意しなければなりません。

また、切り込み作業では、食材ごとに切り方が決まっていたり、包丁やまな板の使用方法も徹底されています。

それから保管場所や温度管理も徹底されています。

最初は、「こんなに細かいルールをどうやって全部覚えられるんだろう?」と感じるかもしれません。

野菜の洗浄に関しては「リアルな現場の野菜の洗浄と大量調理施設衛生管理マニュアル」でお伝えしています。

病院食の種類や形態が多い

盛り付け作業では、病院食の種類や形態がたくさんあります。

患者さんによっては、普通食ではなく、刻み食やミキサー食、さらに病気に合わせた食事制限がある場合もあります。

野菜の切り方や盛り付ける量も、患者さんごとの条件に合わせる必要があるため覚えることが山のように感じることがあります。

例えば、刻み食の盛り付けに慣れるまで時間がかかりました。

「この料理はどの病院食用の刻みなのか?」と混乱することが多く、盛り付けを間違えないようにするのに苦労しました。

それから料理によって盛り付けの仕方も様々なので混乱してしまうのもよく分かります。

食形態に関しては「食形態の分類や特徴と問題点について「病院や福祉施設の食事」」で紹介していますよ。

覚える内容が抽象的

調理補助の仕事は、具体的な作業も多いですが、時には抽象的な指示もあります。

「衛生に気をつけて」とか「適切な盛り付けをしてね」という指示は、具体的にどうすればいいのか迷うことがあります。

特に、野菜の切り込みや盛り付けで「見た目にもきれいに」という抽象的なアドバイスをもらったとき、「どの程度が見た目にきれいなんだろう?」と悩んだことがあります。

きれいの基準が人それぞれなんですよね。

それから多めだったり少なめに盛り付けるなど、盛り付け一つとっても抽象的なんです。

それから野菜などのカットサイズです。

小さめに切る?

それってどれぐらいのサイズなの?

抽象的な指示が混乱をさらに増長させるんです。

調理補助だからこそ覚えられない理由

そして調理補助だからこそ覚えられない理由があります。

それは調理をしないです。

えっそれは逆じゃないかって?

「覚えることが少ないからいいんじゃない?」って思うかもしれませんが違うんです。

調理をするからこそ献立を見て調理するのでイメージがつきやすいんです。

調理をするからこそ使う食器もわかるし盛り付け方も覚えるんです。

調理をするからこそ病院食も覚えるし準備する内容も理解できるんです。

調理をしないと様々な事を流れではなく「点」で覚える必要があるので記憶に残りづらいんですよ。

これについては解決策は難しいなと感じています。

正直なところ慣れるしかないかなと思います。

というか調理する側が指示や伝える事を意識する、そして調理補助の立場を理解しないといけないことかなーと。

もちろん聞くことも必要ですがね。

解決策:覚えられないと感じたときの対処法

覚えらない人や自信のない人というのは言ってる事とやっている事が逆の場合があります。

そういう人に限って覚えるための工夫を何もしていない事が多いです。

自信がないというなら聞くし覚える為に書くんです。

「自信がないです」でも、何もやってません。

それは覚える事ができる人「自信のある人」がやる行動です。

もし「覚えられない…」と感じたときは少しずつ克服していきましょう。

周囲のサポートを利用する

周囲のスタッフに「覚えられなくて困っている」と正直に相談してみましょう。

きっと何かしらアドバイスをもらえたり手助けしてくれるはずです。

「大量調理の伊達メガネ」も初めての職場では、先輩たちにたくさん助けてもらいました。

ただ気をつけて欲しいことが一つあります。

聞いたのであれば必ず試してみましょう!

そして万が一それで通用しなければ、それも伝えましょう。

もちろん伝え方も重要です。あくまで自分が出来なかったことを伝えて相手側の責任になるような表現は控えてください。

それが聞く側の礼儀です。

ただ、相手の責任と思ってなくても表現次第ではそう受け取られることがあります。

「大量調理の伊達メガネ」も気をつけていてもそうなってしまう事があります。

そして聞いたにも関わらずその後の結果を伝え忘れることもあります。

ですが、基本的に気をつけていれば、その時はそう受け取られても大きな問題になることは少ないです。

そうすれば教える側も努力を認めてくれて人間関係もスムーズに進みます。

もし人間関係で大きな問題があるようであれば「給食調理員が毎日を楽しむ為のたった一つの解決策!怒られる人達へ」で、もう少し詳しく書いていますのでご覧ください。

自分なりの復習方法

仕事が終わった後、家に帰ってからその日の流れを振り返る時間を作ってみましょう。

「大量調理の伊達メガネ」は、必ず今日1日あったことを思い出すことをやっていました。

聞く見るよりも思い出す為に書くことなどアウトプットする事が、覚えることでとても重要なんです。

「大量調理の伊達メガネ」は職場では簡単にメモを取ります。走り書きですね。

そして帰ってから書いたメモを使って1日の流れをまとめていました。

スマホでちょちょいと纏めるんです。

もしかしたらやりすぎと感じるかもしれませんが、めちゃくちゃ効果はあります。

特に入社直後では「こいつは違うな」と感じてもらえます。

これはずっと続けるといいんですが「大量調理の伊達メガネ」は半年〜1年ぐらいでメモと復習はやめます。

半年もすれば大抵の事は覚えてあとは気を抜き自然体で仕事をします。

そのほうが精神的にも肉体的にも気楽に仕事ができて、より力を発揮できるのではと思っています。

まとめ

病院での調理補助の仕事は、最初は覚えることが多くて大変ですが工夫次第で必ず上達します。

特にアウトプットする事が重要です。

アウトプットにはいくつも方法がありますが、重要なのは思い出す事です。

1日を振り返ることや書くこと、それからやってみることも全てアウトプット(思い出す)です。

自分にあった方法を見つけ出しましょう。

それから、焦らずに自分のペースで進めることも大切です。

「大量調理の伊達メガネ」の経験を踏まえて少しでも皆さんの不安を軽減できたら嬉しいです。

毎日少しずつ成長しながら、病院の調理補助の仕事を楽しんでくださいね!

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