お疲れ様です「大量調理の伊達メガネ」です。
今回は、大量調理の職場での爪ブラシにまつわるお話です。
給食の大量調理では衛生管理が非常に重要です。
なので、一昔前は爪ブラシを当たり前のように使っていたのですが、最近では爪ブラシは危ないって言われて禁止されている職場もあるんです。
なぜ爪ブラシが危ないから禁止と言われているのか、そしてその代わりにどうやって爪のケアをしたらいいのかをお伝えします。
なぜ爪ブラシは禁止されることがあるのか
爪ブラシって、爪の間に入った汚れをしっかり落としてくれる便利な道具ですよね。
でも、実は使い方次第ではトラブルの原因になることがあるんです。
たとえば、使った後にしっかり消毒しないと逆に汚れを手に戻してしまうことがあるんですよ。
特に、みんなで使い回すと、いろんな人のバクテリアが混じり合ってしまうことも…。
そうなると、食中毒のリスクが高まっちゃいます。
過去の事例から見る爪ブラシの問題点
実際に、爪ブラシをしっかり消毒せずに使った結果、施設内で感染症が広がったという事例もあります。
これを聞くと、やっぱり気をつけないといけないなって思いますよね。
特に給食の大量調理では、一人一人が注意しないと大変なことになりかねません。
給食の大量調理での爪ブラシの禁止理由
給食の大量調理で爪ブラシが禁止されるのには、やっぱり理由があるんです。
第一に、消毒や保管がちゃんとされていないと、汚れが他の場所に広がってしまうリスクが高いこと。
また、共用すると他の人からの菌が移る可能性もありますし、爪ブラシを強く使いすぎて、爪や皮膚に小さな傷ができることもあります。
そうなると、そこから菌が入りやすくなっちゃいますよね。
爪ブラシは危ないので禁止っていつから？
爪ブラシが使われなくなり始めたのは、2000年代頃からじわじわと広がってきました。
食品の衛生や感染予防の観点から、爪ブラシが細菌をため込みやすいという心配が出てきたんです。
昔は食品業界や医療現場でも使われていたんですが、衛生管理が難しいことがわかってきて、だんだんと禁止されたり、別の方法が推奨されるようになっていきました。
特に、HACCP（危害分析重要管理点）といった厳しい衛生管理基準が導入されたことで、「爪ブラシを使うよりも他の手段を使った方が安全」という考え方が広まったんです。
だから、爪ブラシが禁止になってきたのは、食品の安全意識が高まってきた2000年代中頃から後半にかけてだとされています。
爪ブラシの衛生的な管理方法
それでも職場によっては爪ブラシを使うことが推奨されている場合もあります。
なので爪ブラシの衛生的な管理方法について紹介しますね。
使用前後の適切な消毒方法
爪ブラシを使う前と後には、必ずしっかりと消毒しましょう。
アルコールや消毒液を使うと安心です。
使い終わったらすぐに洗って消毒液に浸けておくとブラシに残った汚れや菌をキレイにできます。
ブラシの保管方法と乾燥の重要性
使い終わったブラシは、しっかり乾燥させることも大事です。
湿ったままにしておくと、菌が繁殖しやすくなっちゃいます。
風通しの良い場所で乾燥させて、清潔な容器に保管すると良いですよ。
使い捨て爪ブラシの利点とデメリット
使い捨ての爪ブラシは、一回使って捨てるだけなので衛生的ですね。
使い終わった後の管理も不要ですし、再利用するリスクもありません。
ただ、使い捨てなのでコストがかかったり、環境に負担がかかったりするデメリットもあります。
そのため、使いどころを考えて使うことが大事です。
より安全な手指の清掃方法
手洗いの基本は、石けんをしっかり泡立ててから、手全体を丁寧に洗うことです。
特に爪の間や指先は、汚れが溜まりやすいので、忘れずにしっかりと洗いましょう。
そして、爪は定期的に短く切り揃えておくと、汚れが溜まりにくくなります。
大量調理施設衛生管理マニュアルの手洗いのポイント
給食の大量調理では、手洗いの手順がしっかり決まっています。
たとえば、爪を短く切り揃えてから、石けんを泡立てて、30秒以上かけて手全体を洗うのが基本です。
手洗い後は、ペーパータオルでしっかりと乾かして、清潔を保ちましょう。
- 水で手をぬらし石けんをつける。
- 指、腕を洗う。特に、指の間、指先をよく洗う。(30秒程度)
- 石けんをよく洗い流す。(20秒程度)
- 使い捨てペーパータオル等でふく。(タオル等の共用はしないこと。)
- 消毒用のアルコールをかけて手指によくすりこむ。
よくある質問とその回答
爪ブラシの使用頻度はどれくらいですか？
爪ブラシを使う頻度は、その時の作業や環境によります。でも、毎回の手洗いで使う必要はないです。特に汚れていると感じた時だけ使うようにしましょう。
爪ブラシの代わりに歯ブラシを使ってもいいですか？
爪ブラシの代わりに歯ブラシを使うのはあまりおすすめできません。歯ブラシは口の中で使うものなのです。爪専用のブラシを使う方が安心ですよ。
爪ブラシを共有することはできますか？
爪ブラシの共有は避けた方が良いです。共有すると、他の人からの菌が移るリスクがあります。個別にブラシを持って、それぞれで管理するのがベストです。
爪の汚れを落とすための他の方法
爪の汚れを落とすためには、爪専用のクリーナーや柔らかいブラシを使うのが効果的です。また、爪を短く切り揃えておくことで、汚れが溜まりにくくなりますよ。
まとめ：爪ブラシの使用と管理の最適な方法
給食の大量調理では、爪ブラシを使うにしても慎重さが必要です。
しっかりと消毒し、正しい方法で管理することが大事です。
また、爪ブラシの代わりに使えるアイテムや効果的な手洗い方法を活用して清潔な環境を保ちましょう。
安心で安全な職場環境を作り上げていきましょう！
