
6月は梅雨の時期に入り湿度や気温が上がる季節。
食中毒のリスクが高まるため衛生管理がより一層重要になります。
また、雨の日が多く室内で過ごす時間が増えることで子どもたちの活動量も変わってきます。
そんな中で、食事を通じて健康を支えることが給食の大きな役割。
そして給食だよりを作成する際、どんな内容を入れたらいいのか悩むこともあると思います。
今回は、6月の季節に合わせた給食だよりのネタや保護者に伝えたいポイントをまとめました。
6月ならではの食育の話題や、食中毒対策、子どもたちが楽しめるメニューなど、すぐに使える内容を幅広く紹介します。
日々の業務で忙しい中、給食だよりを作るのは大変な作業ですが、少しでも役立つ情報になれば嬉しいです。
給食だよりのネタや作成については「月ごとの保育園の給食だよりのネタやアイデアとアドバイス」でも紹介していますのでご覧ください。
6月の給食だよりの重要性
6月といえば、梅雨の季節。
ジメジメした気候が続き、気温も上がってくる時期ですね。
子どもたちの体調管理が難しくなる季節だからこそ給食が果たす役割はとても大きいんです!
また、この時期は食中毒が心配な季節でもあります。
湿度が高くなると食べ物が傷みやすくなるので衛生管理にはいつも以上に気をつけたいところ。
さらに、暑くなってくると食欲が落ちる子も増えてくるので、さっぱりしたメニューや食べやすい工夫が必要になってきます。
6月の給食だよりでは、こんなポイントを押さえていきましょう!
✅ 梅雨に負けない!さっぱり食べられる給食メニュー
✅ 食中毒を防ぐためのポイントを保護者にシェア
✅ 暑さに向けての体調管理のコツ
保育園における給食だよりの役割
給食だよりって、単に「こんなメニューがありますよ」ってお知らせするだけじゃないんです。
6月は特に、食中毒対策や体調管理のコツを伝える大事なタイミング!
例えば、こんなことを給食だよりに入れると、保護者の方にも喜ばれます。
🟢 梅雨の時期におすすめの食材
→ さっぱり食べられる酢の物、さわやかな柑橘類、食欲をそそる香味野菜など
🟢 食中毒予防の豆知識
→ 「お弁当に入れるなら〇〇がオススメ!」「食材の保存で気をつけるポイントは?」
🟢 子どもたちの食欲をアップさせる工夫
→ 「暑くても食べやすいメニューはこれ!」「見た目が楽しいアレンジアイデア」
6月の給食だよりは、子どもたちの健康を守るための情報発信にもなるんです!
給食だよりが保護者に与える影響
給食だよりをしっかり活用すると保護者の方にも安心してもらえるし家庭での食育にもつながります。
6月は特にこんな影響がありますよ!
🌸 「保育園の給食ってしっかり考えられてるんだ!」と安心してもらえる
→ 「梅雨の時期は食中毒が心配だけど、ちゃんと対策してくれてるんだな」と思ってもらえる!
🌸 「この食材、家でも取り入れてみよう!」というきっかけになる
→ たとえば、給食で出た「梅入り和え物」を気に入ったら、家でも試してもらえるかも!
🌸 「うちの子、園ではこれ食べてるんだ!」と新しい発見になる
→ 家では苦手な野菜も、園では食べてることがよくありますよね。それを知ることで、家庭でも食べるきっかけに!
給食だよりって、単に「お知らせ」じゃなくて、保護者とのつながりを深めるツールでもあるんです。
特に6月は、健康管理に関する情報が求められる季節なので、しっかり役立つ内容を盛り込んでいきましょう!
6月の季節に合わせた挨拶と書き出し文例
6月の給食だよりを書くときに、最初の挨拶部分って意外と悩みますよね。
「何を書けばいいの?」と思ったら、季節感を出すのがポイント!
6月は梅雨の時期なので、天気のことや子どもたちの体調管理に触れると自然な流れになります。
また、父の日(6月第3日曜日)や夏至(6月21日頃)といったイベントもあるので、うまく取り入れるのもアリ!
それでは、6月らしい時候の挨拶と、給食だよりにぴったりな書き出し文例を紹介していきます!
6月の時候の挨拶に関する文例
時候の挨拶は、「梅雨入り前」「梅雨の最中」「梅雨明け頃」で少しずつ変えていくのがコツ!
梅雨入り前(6月初旬)の挨拶
「新緑の美しい季節となりました。さわやかな風が心地よく子どもたちも元気いっぱい過ごしています。」
「初夏の日差しがまぶしくなり夏の訪れを少しずつ感じる季節ですね。」
梅雨の最中(6月中旬)の挨拶
「雨の日が続いて外遊びが難しい季節になりましたが、子どもたちは園の中でも元気に過ごしています。」
「しっとりとした雨の季節になりました。湿度が高くなり体調管理にも気をつけたい時期ですね。」
梅雨明け頃(6月下旬)の挨拶
「梅雨明けが待ち遠しい今日この頃。少しずつ夏の気配を感じるようになりました。」
「夏至を迎え、日が長くなりました。夏の訪れを感じながら元気に過ごしていきたいですね。」
ポイント!
✅ 6月らしい気候を入れると自然な流れになる
✅ 子どもたちの様子を軽く触れると親しみやすくなる
✅ 長くなりすぎず、サクッと読めるようにする
書き出し文例の具体例
挨拶のあと、どう続けるかも大事ですよね!6月の給食だよりで使いやすい書き出し例をいくつか紹介します!
基本形(無難で使いやすい)
「梅雨の時期になり、湿気の多い日が続きますね。じめじめした気候で食欲が落ちやすい季節ですが、園ではさっぱり食べられる給食メニューを取り入れています。」
食事にフォーカスするパターン
「気温も湿度も上がり、食べ物の傷みやすい時期になりました。園でも食中毒対策をしっかりと行いながら、安全でおいしい給食を提供していきます!」
子どもたちの様子を交えたパターン
「雨の日が続きますが、子どもたちは室内遊びを楽しみながら元気に過ごしています!食事も大事なエネルギー源。梅雨の時期でもしっかり食べられる工夫をしています。」
季節のイベントを絡めるパターン
「6月といえば『父の日』ですね。おうちの方に『ありがとう』の気持ちを伝えるいい機会。園では食を通じて感謝の気持ちを育む取り組みもしています!」
「6月21日は『夏至』。一年で最も昼が長い日です。日差しが強くなり、暑さも増してきますので、水分補給や食事での栄養バランスをしっかり考えていきたいですね。」
ポイント!
✅ 気候+食事の話をセットにすると自然な流れになる
✅ 「子どもたちの様子」を入れると、保護者にとって親しみやすい
✅ 季節のイベント(父の日・夏至など)を活用すると話題が広がる
6月の給食メニューおすすめ案
6月は梅雨入りでジメジメした日が続き、暑さも本格的になってきますね。
こんな時期は、食欲が落ちる子どもたちでもパクパク食べられるメニューが大事!
また、湿度が高くなると食中毒のリスクも上がるので衛生管理をしっかりしながら子どもたちが元気に過ごせる給食を考えたいところ。
そこで、今回は…
✅ 6月の旬の野菜を使った栄養たっぷりメニュー
✅ 子どもが喜ぶ&食べやすいアレンジレシピ
この2つの視点で、おすすめの給食メニューを紹介します!
季節の野菜を使ったメニュー例
6月が旬の野菜を使うことで、味もおいしく、栄養価も高い給食が作れます。
特に水分が多い野菜やさっぱり食べられる野菜を意識すると食欲が落ちる時期でも食べやすくなりますよ!
6月に旬を迎える野菜
野菜 | 特徴 | 給食での活用ポイント |
---|---|---|
きゅうり | 水分たっぷりでさっぱり! | 和え物やスープにピッタリ! |
トマト | ビタミンCが豊富でリコピンが夏の紫外線対策にも◎ | 冷やしても温かいメニューでもOK! |
なす | 食物繊維が豊富で消化にいい | 煮びたしやカレーに入れると食べやすい |
ピーマン | ビタミンCがたっぷり!苦手な子も多い | 甘辛く味付けすると食べやすい |
オクラ | ネバネバ成分が腸に優しい | ひき肉と合わせると食べやすい |
これらの野菜を使って、子どもたちがパクパク食べられる給食メニューを考えてみました!
6月のおすすめ給食メニュー
🥒 きゅうりとツナのさっぱり和え
→ きゅうり、ツナ、酢、しょうゆ、少しのごま油を混ぜるだけ!さっぱりしていて食べやすい。
🍆 なすとひき肉の甘辛そぼろ煮
→ なすとひき肉を甘辛く煮ると、ごはんに合うおかずに!
🍅 トマト入り夏野菜カレー
→ トマトをたっぷり入れることで酸味が加わり、さっぱりしたカレーに!
🌽 オクラとコーンのかき揚げ
→ ネバネバが苦手な子も、サクサクのかき揚げなら食べやすい!
🌱 ピーマンのひじき入り甘辛炒め
→ ひじきと一緒に甘辛く炒めることで、ピーマンの苦みが和らぐ!
子どもたちが喜ぶアレンジレシピ
ただの給食メニューではなく、「見た目」や「食べやすさ」を工夫することで、苦手な食材も楽しく食べてもらえます!
ちょっとした工夫で食べやすく!
✅ 食材の形を変える(星型・動物の形など)
✅ 甘めの味付けにする(みりんや砂糖を少しプラス)
✅ 子どもが好きなメニューに混ぜる(カレーやオムレツに入れる)
6月のアレンジレシピ例
🥗 レインボーサラダ
→ トマト(赤)、きゅうり(緑)、コーン(黄)、紫キャベツ(紫)などを使って、梅雨の虹をイメージ!カラフルな見た目で食べるのが楽しくなる!
🍚 にこにこオクラごはん
→ オクラを輪切りにすると星形に見えるので、ごはんに散らすとかわいくなる!
🍮 トマトのゼリー
→ ほんのり甘いトマトゼリーは、トマトが苦手な子でも食べやすい!
🍳 ピーマン入りハンバーグ
→ 細かく刻んでハンバーグに混ぜると、苦手なピーマンも気づかずに食べられる!
給食は「楽しく食べる」ことも大事!
見た目の工夫や味付けのひと工夫で、6月の給食をもっと楽しく、おいしくしていきましょう!
6月特有のテーマとトピックス
6月は梅雨の時期。湿度が高く、食中毒のリスクも上がる季節です。
また、雨の日が続くことで給食の衛生管理や子どもたちの体調管理にも注意が必要になります。
そして、6月といえば衣替えの時期。「服装」と「食事」には意外な関係があるんです!
✅ 食中毒予防のためのポイント
✅ 雨季ならではの給食の注意点
✅ 衣替えと給食の関係性
食中毒予防に関する情報
6月は高温多湿になり、細菌が増えやすい環境になります。
特に、給食では「大量調理」なので、ちょっとした油断が食中毒のリスクにつながることも…。
6月の給食で気をつけるべき食中毒の原因
食中毒の種類 | 主な原因 | 給食での対策 |
---|---|---|
黄色ブドウ球菌 | 調理時の手指の雑菌 | 手洗い・使い捨て手袋の活用 |
サルモネラ菌 | 生卵・鶏肉など | 中心温度75℃以上でしっかり加熱 |
カンピロバクター | 鶏肉・未加熱食材 | 完全加熱・器具の使い分け |
腸炎ビブリオ | 魚介類 | 真水での洗浄・低温管理 |
給食の現場で実践すべき食中毒対策
✅ 調理前後の手洗いを徹底する(アルコール消毒も活用)
✅ 食材の加熱を徹底する(中心温度75℃以上・1分以上)
✅ 調理器具を食材ごとに分ける(まな板・包丁など)
✅ 作り置きは避け、調理後すぐに提供する
また、子どもたち自身にも「食中毒を防ぐ習慣」を伝えることが大切!
🧼 「手を洗おう!」を習慣に(食事前後の手洗いを徹底)
🍱 「残した給食は再利用しない」ことを伝える(ちょっと残ったからといって、後から食べるのはNG)
給食は安全第一!「大丈夫だろう」ではなく、「念のため」の意識を持つことが重要です!
雨季における給食関連の注意点
雨の日が続くと、給食の運搬や保存状態、子どもたちの食欲にも影響があります。
また、湿度が高いことで調理室の環境管理も気をつけるべきポイントが増えます!
雨の日特有の給食の課題
1️⃣ 食材の傷みやすさ
→ 湿気がこもりやすく、野菜やパンが傷みやすいため、保存方法を見直す。
2️⃣ 食欲の低下
→ ジメジメしていると食べる気がなくなる子も…。さっぱりしたメニューを増やす。
3️⃣ 湿度による調理環境の変化
→ 揚げ物の衣がベタつく・粉類がダマになりやすいので、調理法に工夫が必要。
梅雨時の給食の工夫ポイント
✅ さっぱり食べやすいメニューにする(冷やしうどん・酸味のある副菜)
✅ 湿気を吸いやすい食材は、小分け保存&乾燥剤を活用
✅ 揚げ物は低温からじっくり加熱して、カリッと仕上げる
✅ パン類はビニール袋で保管し、食べる直前に開封する
また、雨の日は子どもたちの外遊びが減るため、運動量が落ちやすいんです。
その分、「栄養バランスのいい給食」で体調管理をサポートすることが大切!
衣替えと給食の関係
6月は衣替えの季節ですが、実は「服装の変化」と「食事の関係」って意外と深いんです!
衣替えと体温調節の関係
子どもたちは大人よりも体温調節が未熟なので、暑さや寒さの影響を受けやすい。
そのため、衣替えのタイミングで食事も調整するのがポイント!
例えば…
☀ 薄着になる → 汗をかきやすくなる → 水分補給が重要!
🍉 食事で水分補給できるメニュー(果物・スープなど)を増やす
🌥 寒暖差がある → 風邪をひきやすい → 免疫力アップの食事が大事!
🥬 ビタミン豊富な緑黄色野菜や発酵食品を取り入れる
衣替えと給食メニューの工夫
気温・環境の変化 | 取り入れたい食材・メニュー |
---|---|
汗をかきやすい | きゅうり・トマト・スイカなど水分が多い食材 |
体が冷えやすい | しょうが・ねぎ・温かいスープ |
風邪をひきやすい | 乳製品・発酵食品(ヨーグルト・味噌) |
衣替えに合わせて食事面でも体調管理を意識することで、子どもたちが快適に過ごせるようになります!
保護者とのコミュニケーションの工夫
給食は、「食べること」の楽しさを伝える大切な時間。
でも、それは保育園だけで完結するものじゃなくて、家庭での食事ともつながっているんだよね。
だからこそ、給食と家庭の橋渡しをするのが「給食だより」!
今回は、家庭でも食育を広げる方法と、保護者が参加しやすいイベントについて紹介するよ!
家庭での食育の推進方法
食育って、すごく難しいことに思えるけど、実はちょっとした工夫でできるんだよね。
「食材に触れる」「料理を一緒にする」「食事の大切さを知る」この3つがポイント!
家庭でできる簡単な食育のアイデア
✅ 「今日の給食と同じメニューを作る」
→ 給食だよりで「おうちでも作れるレシピ」を紹介!
→ 子どもが「これ保育園で食べた!」って話しながら食べると、食べる意欲UP!
✅ 「お買い物を食育にする」
→ 例えば、スーパーで「今の季節にとれる野菜はどれかな?」ってクイズを出す!
→ 旬の食材を知ることで、食への興味が広がる!
✅ 「食材に触れる機会を増やす」
→ 料理のお手伝いをお願いしてみる!(野菜を洗う、おにぎりを握る など)
→ 触ることで「苦手な野菜も食べられるようになった!」ってこともある!
6月ならではの食育のポイント
6月は「食中毒予防」や「梅雨の食べ方」が大事な時期。
だから、こんなテーマを取り入れるといいかも!
テーマ | 家庭でできること |
---|---|
食中毒予防 | 手洗いチェック表を作って、習慣にする |
梅雨の食事 | さっぱりした酢の物を作ってみる |
旬の食材 | きゅうり・ナス・とうもろこしを使った料理 |
食育って、難しく考えなくてもOK!
「食べることを楽しむ時間を増やす」これが一番のポイントだね!
保護者参加型のイベント・行事案
保護者と一緒に食を楽しむ機会を作ることで、子どもたちの「食べる力」もぐんと伸びるよ!
6月は梅雨で外イベントは難しいから、室内で楽しめる企画がベスト!
6月におすすめの食育イベント
1️⃣ 「親子で作ろう!簡単クッキング」
→ 子どもと保護者が一緒におにぎりやサンドイッチを作る!
→ 食材の組み合わせを楽しむことで「食べること」への興味が深まる!
2️⃣ 「食材ビンゴ大会」
→ 季節の食材をビンゴカードにして、「スーパーで探してみよう!」って企画!
→ 旬の食材を知るきっかけになる!
3️⃣ 「給食試食会&レシピ配布」
→ 実際に給食を食べてもらって「家でも作れるレシピ」を配布!
→ 「こんなにおいしいんだ!」って驚かれることも多い!
まとめ
6月の給食だよりのポイントは、梅雨の時期に合わせた食の工夫と食中毒予防。
給食はただ食べるだけじゃなく季節を感じたり食の大切さを学ぶ場。
だからこそ、保護者とも連携しながら「おいしい」だけじゃない給食の魅力を伝えていきたい!
保育園が給食にこだわる理由
保育園の給食は、ただの食事じゃない!
子どもたちの「成長」と「食の経験」を作る大事な時間。
保育園の給食が大切な理由
✅ 成長に必要な栄養をしっかりとれる
→ 幼児期は、体の基礎が作られる大事な時期!
→ だからこそ、バランスのいい食事が欠かせない!
✅ 苦手な食べ物にチャレンジできる
→ 家では食べない野菜も、みんなと一緒なら食べられることも!
→ 「食べたらおいしかった!」という経験が、食べる意欲につながる!
✅ 食べる楽しさを学べる
→ 給食は、「食べるのが楽しい!」と思える場であるべき!
→ だからこそ、見た目や味付けにもこだわる!
これからも、子どもたちが「給食の時間が楽しみ!」と思えるような工夫を続けていこう!