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カミカミサラダで笑顔広がる!保育園給食の簡単レシピと健康への秘密

こんにちは「大量調理の伊達メガネ」です。

保育園の調理員として働いていた経験もある「大量調理の伊達メガネ」が、今回ご紹介するのは「カミカミサラダ」です。

保育園の給食で人気のこのサラダは、噛むことの楽しさと、栄養バランスがしっかり考えられた一品です。

子どもたちが笑顔で食べてくれるだけでなく、健康面でもとても優れたレシピなので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

カミカミサラダとは

カミカミサラダの特徴

「カミカミサラダ」とは、噛む力を育てることを意識したサラダです。

保育園児にとって「噛む」という行為は、歯の健康や顎の発達、そして満腹感を得るためにとても大切なことです。

このサラダには、しっかりと噛むことが必要な食材がたくさん入っており、食事を楽しみながら自然と噛む回数が増えるように工夫されています。

カミカミサラダには、噛みごたえのあるキャベツや人参、キュウリ、さらにツナなどが使われており、食感の違いを楽しめるのがポイントです。

噛むことで食材の味わいが増し、栄養も吸収しやすくなるため、子どもたちの成長に最適なサラダです。

給食でのカミカミサラダの歴史

カミカミサラダが給食に取り入れられるようになった背景には、子どもたちの「噛む力の低下」という問題があります。

現代では、柔らかい食べ物が増え、昔に比べて噛む回数が減っていると言われています。

そのため、給食の現場では、子どもたちにしっかり噛む習慣をつけてもらうために、噛むことを意識した「カミカミ献立」が取り入れられるようになったのです。

この「カミカミサラダ」は、噛むことの大切さを伝えるための代表的なメニューのひとつで、保育園や小学校の給食で広く採用されています。

私も保育園でこのサラダを作ると、子どもたちから「シャキシャキしておいしい!」と好評で、毎回喜んで食べてくれます。

カミカミサラダの保育園の給食レシピ

では、さっそく「カミカミサラダ」の基本レシピをご紹介します!

その前に大量調理の場合はサラダや和え物などに使う野菜も基本的にはボイルして冷ましてから使います。

ですが長く加熱してしまうと食感がなくなってしまうので注意してください。

サラダや和え物などの野菜のボイルに関しては「大量調理の和え物を成功させるための温度管理ガイド」でもお伝えしています。

さきいかを使った基本のカミカミサラダのレシピ

さきいかのカミカミサラダの材料と作り方

【材料】(4人分)

  • さきいか(適量)
  • キャベツ(1/4個)
  • きゅうり(1本)
  • にんじん(1/2本)
  • ごま油(大さじ1)
  • 醤油(小さじ1)
  • 酢(大さじ1)
  • 白ごま(お好みで)

【作り方】

  1. さきいかは食べやすい大きさにちぎり、キャベツ、きゅうり、にんじんは細切りにします。
  2. 野菜は軽くボイルして冷やします。
  3. ボウルにごま油、醤油、酢を混ぜ合わせ、切った野菜とさきいかを加えてよく和えます。
  4. 最後に白ごまを振りかけて完成!

栄養価と味の特徴

さきいかにはタンパク質がたっぷり!お子さんの成長に欠かせない栄養素が含まれています。また、噛みごたえのある食感が、食事を楽しくしてくれます。味はほんのり甘みがあり、ごま油の風味がアクセントになって美味しいですよ。

カミカミサラダのアレンジレシピ

カミカミサラダは基本のレシピでも美味しいですが、保育園の給食ではさまざまなアレンジを加えて、子どもたちが飽きずに楽しめるよう工夫しています。

ここでは保育園でよく作るアレンジバージョンをご紹介します。

切り干し大根を使ったカミカミサラダ

切り干し大根の栄養と効果

切り干し大根は乾燥させた大根で、栄養が凝縮されています。カルシウムや食物繊維が豊富で、腸内環境を整えたり、骨の健康をサポートしてくれます。さらに、乾燥していることで噛み応えが増し、噛む力を育てるのにもぴったりです。

切り干し大根入りカミカミサラダのレシピ

【材料】(4人分)

  • 切り干し大根(20g)
  • ほうれん草(1/2束)
  • 人参(1/2本)
  • ポン酢(大さじ2)
  • ごま油(大さじ1)

【作り方】

  1. 切り干し大根を水で戻して軽くボイルした後に水気をしっかり切ります。
  2. ほうれん草を食べやすい大きさに切り、人参は細切りにしてボイルして冷まします。
  3. 切り干し大根、ほうれん草、人参を入れ、ポン酢とごま油で和えたら完成!

切り干し大根のシャキシャキ感がアクセントとなり、噛む楽しさがさらに広がります。

ごぼうとレンコンを使ったカミカミサラダ

ごぼうのカミカミサラダの材料と作り方

【材料】(4人分)

  • ごぼう(1本)
  • レンコン(100g)
  • にんじん(1/2本)
  • 醤油(大さじ1)
  • みりん(大さじ1)
  • 酢(大さじ1)

【作り方】

  1. ごぼうとレンコンは皮をむいて薄切りにし、にんじんは細切りにします。
  2. ボウルに醤油、みりん、酢を混ぜて、切った野菜を加え、和えます。
  3. 冷蔵庫で10分ほど味を馴染ませたら、完成!

ごぼうやレンコンの栄養や特徴

ごぼうとレンコンは食物繊維が豊富で、腸内環境を整えてくれます。また、しっかりとした噛み応えがあるので、噛むことで満足感もアップします。歯ごたえを楽しみながら、栄養もたっぷり摂れる一品です。

たこを使ったカミカミサラダのレシピ

たこのカミカミサラダの材料と作り方

【材料】(4人分)

  • たこ(茹でたもの、150g)
  • レタス(2枚)
  • トマト缶(200g)
  • 玉ねぎ(1/4個)
  • オリーブオイル(大さじ2)
  • レモン汁(大さじ1)
  • 塩コショウ(適量)

【作り方】

  1. たこは薄切りに、レタスは一口大に、玉ねぎは薄切りにします。
  2. 野菜は軽くボイルして冷ましておきます。
  3. ボウルにトマト缶とオリーブオイル、レモン汁、塩コショウを入れて混ぜ、具材を加えて和えます。

タコの栄養価と味の特徴

たこには高タンパク質で低脂肪な栄養がぎっしり詰まっています。鉄分も多く含まれているため、貧血予防にも役立ちます。噛みごたえがあり、レモンの爽やかさがアクセントになるさっぱりとした味です。

アーモンド入りカミカミサラダレシピ

アーモンド入りカミカミサラダの材料と作り方

【材料】(4人分)

  • アーモンド(50g)
  • レタス(2枚)
  • トマト缶(200g)
  • きゅうり(1本)
  • ドレッシング(お好みで)

【作り方】

  1. アーモンドは軽く砕きます。レタスやきゅうりは食べやすいサイズに切ります。
  2. 野菜は軽くボイルして冷ましておきます。
  3. 砕いたアーモンドと野菜とトマト缶を混ぜ、お好みのドレッシングで和えます。

アーモンドの栄養や効果

アーモンドにはビタミンEや食物繊維、良質な脂肪が含まれており、抗酸化作用や便秘解消にも効果的です。噛むことで自然な甘みが引き立ち、食感も楽しいサラダになります。

季節の野菜を使ったバージョン

季節ごとの野菜を使ってバリエーションを持たせるのもおすすめです。

例えば、春にはスナップエンドウアスパラガスを、秋にはさつまいもれんこんを加えると、季節感が出て子どもたちも喜びます。

カミカミサラダに関するよくある質問

「かみかみ献立」とは何か?

「かみかみ献立」とは、噛むことを意識した食事のことです。

現代の食生活では、柔らかい食べ物が増え、噛む機会が減ってきていると言われています。

そのため、しっかりと噛むことができる食材を使い、食べる楽しさを感じながら健康的な食生活を送るためのメニューが「かみかみ献立」です。

カミカミサラダはその代表的な一品です。

切り干し大根は健康に良いのか?

はい、切り干し大根はとても健康に良い食材です。

特に、食物繊維が豊富で、噛むことで満腹感が得られるため、子どもたちの成長にもぴったりです。

さらに、カルシウムや鉄分も含まれており、栄養価が高いので、日々の食事に取り入れたい食材のひとつです。

保育園でのカミカミサラダ活用法

子どもに人気の理由

カミカミサラダは、子どもたちに人気のメニューです。

その理由は、シャキシャキとした食感や、噛むことで得られる満足感が心地よいからです。

また、食材の彩りも豊かで、見た目も楽しいため、子どもたちの食欲をそそります。

保育園では、子どもたちに「今日はカミカミサラダだよ!」と伝えると、いつも元気よく「やったー!」と喜ぶ声が聞こえてきます。

特に、野菜が苦手な子どもでも、このサラダのように様々な食感が楽しめる料理だと、抵抗なく食べてくれることが多いです。

例えば、人参やキャベツがシャキシャキしているのが楽しくて、気づいたら全部食べていた、ということもよくあります。

保育園で働く中で、こういった子どもたちの反応を見るたびに、カミカミサラダの魅力を改めて実感します。

食育としてのカミカミサラダの利点

カミカミサラダは、単においしいだけでなく、「食育」としても大きな役割を果たしています。

食育とは、食べることを通じて子どもたちに健康的な生活習慣や、食材の大切さを学ばせる教育の一環です。

噛むことは、消化を助けるだけでなく、脳の発達や集中力の向上にも関わっていると言われています。

カミカミサラダのようにしっかり噛む必要がある食事を通して、子どもたちは自然と「よく噛んで食べる」習慣を身につけることができます。

さらに、カミカミサラダでは様々な野菜を使うため、野菜の多様な味や食感を楽しむことができ、偏食を防ぐのにも効果的です。

保育園では、このサラダを通して「野菜を食べるって楽しいんだ!」というポジティブな経験を子どもたちに提供しています。

まとめ:カミカミサラダで噛む楽しさを!

カミカミサラダは、保育園の給食で子どもたちに人気の高いメニューであり、噛むことの大切さを自然に学べる素晴らしい一品です。

調理員としての経験からも、シンプルで手軽に作れるうえに、栄養価が高く、食育にも最適なメニューだと感じています。

噛みごたえのある食材を使っているため、子どもたちが楽しみながら食事をとれるのがこのサラダの魅力です。

カミカミサラダの基本レシピをマスターしたら、ぜひアレンジバージョンにも挑戦してみてください。

さきいかや切り干し大根など、バリエーションを増やすことで、子どもたちも飽きずに毎回楽しく食べてくれるはずです。

これからも、噛むことの大切さを伝えながら、子どもたちの健康を支える給食作りに励んでいきたいと思います。

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