こんにちは「大量調理の伊達メガネ」です。
今日は、「大量調理の伊達メガネ」の経験からおすすめできる「ひじきの炊き込みご飯」をご紹介します。
ひじきは栄養満点で給食の大量調理にぴったりの食材です。
保育園や学校給食、それから家族でも楽しめるメニューとして大活躍です!
おいしくて栄養バランスもバッチリのひじき炊き込みご飯を、一緒に作ってみましょう。
炊き込みご飯のコツについては「大量調理で失敗しない炊き込みご飯の3つのポイント!」でも紹介していますので合わせてご覧ください。
ひじきってどんな食材?栄養もばっちり!
まず、ひじきってよく聞くけど、実はどんな食材なのかご存じですか?
ひじきは海藻の一種で、乾燥した状態で売られていることが多いです。
水で戻すとふわっと増えて、使い勝手がいいので大量調理にはぴったり!
でも、それだけじゃありません。
ひじきの栄養は驚くべきものです。
- カルシウムは牛乳よりも多いんですよ!骨や歯を強くするのに欠かせません。
- 食物繊維も豊富で、便秘予防にも効果的。
- そして、鉄分も多いので、貧血気味の方にもおすすめです。
ひじきのこうした栄養価が、特に子どもや高齢者にとっては大切なんですよね。
だから、栄養満点のメニューを考える際に、私はひじきをよく使っています。
大量調理でおいしいひじきの炊き込みご飯を作るコツ
さて、次は大量調理のコツについてお話ししましょう。
炊き込みご飯って普通のご飯よりも水加減や味のバランスが難しいと感じるかもしれません。
でも、安心してください!
大量調理でもおいしいひじきの炊き込みご飯が作れますよ。
というか家庭で調理する時とあまり変わらないです。
ひじきは水で戻してから使う
乾燥ひじきはたっぷりの水で戻してから使いましょう。
大体30分くらいで戻ります。
水に戻すことでひじきが柔らかくなり、ご飯と一緒に炊いたときに均一な食感になります。
ポイントは戻しすぎず適度な硬さを残すこと。
そうすることで炊き込みご飯にしっかりとした噛み応えが出ます。
具材は最後に釜に入れる
具材は必ず最後にお米の上にそっと入れて炊きましょう。
具材と米を混ぜて炊いてしまうとお米に上手く熱が入らずに残念な結果になってしまいます。
調味料を入れた状態で浸水してもお米が水を吸ってくれませんので予め炊く前にお米を30分ほど水に浸水しておきましょう。
水加減は少なめに
ひじきの炊き込みご飯の場合、ひじきからも水分が出るので通常のご飯を炊くときよりも水加減を少なめにしましょう。
「大量調理の伊達メガネ」の経験上、ひじきを使うときは、ご飯の水量を通常の90%くらいにするのがちょうど良いです。
ただ、お米によっても違うので何度か挑戦してちょうど良い水加減を探しましょう。
それから水量とは調味料も合わせた水量となりますので、先に調味料を入れてから水を入れましょう。
炊き上がったら混ぜる前に蒸らす
大量のご飯を炊いたとき炊き上がり直後にすぐ混ぜるとご飯がべちゃっとしています。
炊き上がってから10分程度、蒸らす時間を作りましょう。
それに蒸らすとご飯に具材の旨味が広がりやすくなります。
ひじき炊き込みご飯の基本レシピ
では、実際に作ってみましょう!
ここからは、基本的なひじき炊き込みご飯のレシピを紹介します。
大量調理用なので、約30人分の分量でお伝えしますが、もちろん家庭用に分量を調整しても大丈夫です!
ひじき炊き込みご飯の材料(約30人分)
- 米:10合(約1.5kg)
- 乾燥ひじき:150g(戻すと約600g)
- 鶏もも肉:1kg
- にんじん:500g
- しいたけ:500g
- ごま油:大さじ4
- しょうゆ:200ml
- 酒:100ml
- みりん:100ml
- だし(昆布だしがベスト):3リットル
作り方
- ひじきを水で戻す
大きめのボウルにひじきを入れ、たっぷりの水で約30分間戻します。戻したひじきはザルに上げ、水気をしっかり切っておきます。 - 具材を準備する
鶏もも肉、にんじん、しいたけを食べやすい大きさにカットします。特に大量調理の場合、具材が均一なサイズになるよう気をつけましょう。 - ご飯を炊く
炊飯器に米を入れ、だしや調味料を加えてから水を入れまうす。このとき、水加減は少なめに。具材お米の上にそっと広げて通常通り炊飯します。 - 蒸らす
炊き上がったら、すぐに混ぜずに10分ほど蒸らします。その後、しゃもじで優しく全体を混ぜ、ご飯と具材が均一になるようにします。
大量調理ではいくつかの調理の方法があります。
よくあるのが、ご飯と具材を別に炒めて混ぜ合わせる方法です。その場合はご飯に色をつけたいので醤油を加えて炊いて、具材は別で回転釜で炒めます。
その後にご飯と具材を混ぜ合わせて完成です。
よくある失敗とその対策
- 味が薄い場合:ひじきが多すぎると味が薄くなりがちです。水や調味料の量を調整しましょう。
- 具材が偏る:炊き上がった後にしっかり混ぜることで、具材が均一に行き渡ります。
ひじき炊き込みご飯のアレンジレシピ
ひじき炊き込みご飯は、シンプルなレシピでもおいしいですが、いろいろな具材を加えることでアレンジも楽しめます。
ツナとひじきの炊き込みご飯
ツナを加えると、ひじきの風味にまろやかさがプラスされ、子どもにも大人気の味に。ツナ缶を使えば手軽に作れますし、ツナの旨味がご飯全体に染み渡ります。
枝豆とひじきの炊き込みご飯
彩りを良くしたいときには、枝豆がぴったり。ひじきの黒と枝豆の緑のコントラストが美しく、食欲をそそります。栄養バランスもさらにアップ!
乾燥ひじきを使った炊き込みご飯
ひじきは乾燥状態でも保存がきくので、大量調理や突然のイベントにもすぐ対応できます。乾燥ひじきを常備しておけば、いつでも炊き込みご飯が作れますよ。
保育園の給食向けひじき炊き込みご飯のポイント
子供ウケする味付けのコツ
子ども向けには、少し甘めの味付けが喜ばれます。みりんを少し多めに使うか、砂糖を加えてもいいですね。また、ツナやソーセージを入れると、子どもたちがもっと楽しんで食べてくれます。
栄養バランスを考えたレシピ
ひじきは栄養が豊富なので、野菜やタンパク質と一緒に炊くことで、栄養バランスが完璧な一品になります。特に成長期の子どもたちには、栄養満点な食事が欠かせません。
ひじきに関するよくある質問とその回答
ひじきはそのまま食べられますか?
乾燥ひじきは水で戻してから使う必要があります。水で戻すことでふっくらとした食感になりますので、必ず戻してから調理しましょう。
ひじきと一緒に食べるものは何ですか?
ひじきは和風の味付けが基本ですが、ツナやカレー粉を加えると洋風のアレンジも楽しめます。ご飯と一緒に食べるのはもちろん、サラダや煮物にも使える万能食材です。
ひじきの保存方法と賞味期限
乾燥ひじきは密閉容器に入れて、冷暗所で保存すると長持ちします。戻したひじきは冷蔵庫で保存し、2〜3日以内に食べきるようにしましょう。
まとめ:ひじき炊き込みご飯で大量調理も簡単に!
大量調理は時に量が多くてストレスがかかるものです。
特に炊き込みご飯は一発勝負なので難しく感じるかもしれません。
ですが、コツを押さえればおいしく料理を提供することができます。
それに大きな失敗でなければ個人差によって美味しいと感じてくれる人もいます。
今回はちょっと納得いかないなーと思った時に「おいしかったよ」と声をかけていただける時も多々あります。
ぜひ、この記事も参考にして何度もチャレンジしてベストな「ひじきの炊き込みご飯」を作ってくださいね。