こんにちは「大量調理の伊達メガネ」です。
保育園でお仕事をされている皆さん、毎日の忙しいスケジュールの中で、子どもたちに美味しくて栄養バランスの取れたおやつを用意するのは大変ですよね。
「大量に作らなきゃいけないけど、栄養にもこだわりたい!」そんな悩みをお持ちの方も多いはず。
今回は、簡単で栄養満点のおやつレシピを紹介します!
保育園の現場でもすぐに使えるヒントや工夫、そして実際に役立つ大量調理のアイデアをたっぷりお届けしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
大量調理のポイント:少ない手間で大量に作れるアイデア
まず最初に、「大量調理」のコツを押さえておきましょう。
保育園では、限られた時間やお金の中で、子どもたち全員におやつを提供しなければいけませんよね。
ですが、大量調理をする際に重要なのは、いかに手間を省きながらも美味しく作るか、ということです。
スチコンをフル活用しよう!
スチコンは大量のおやつを作るときの強い味方です。
例えば、バナナケーキやスコーンなど、一度に大きな天板で焼けるおやつを作れば、何回も焼く手間を省くことができます。
スチコンでの料理は放っておくだけで出来上がるので、その間に次のおやつの準備も進められるから一石二鳥です!
大きな鍋で煮込むおやつ
もう一つ、鍋で作る大量おやつもおすすめです。
例えば「おしるこ」や「フルーツコンポート」などは、大きな鍋でたっぷりと作れます。
鍋いっぱいに作れば、一度で大量のおやつが完成!これも時間を有効に使える工夫ですね。
子どもに大人気!保育園おやつの定番レシピ
次に、子どもたちが大好きな保育園の定番おやつをいくつかご紹介します。
これらは、大量に作れてアレンジもできる優秀なレシピです。
バナナケーキ
バナナケーキは、熟れたバナナを使うので甘さも自然でヘルシーですし、手軽に作れます。
作り方もとっても簡単で、材料を混ぜてスチコンに入れるだけ。
バターの代わりに植物油を使ったり、砂糖を減らしてバナナ本来の甘さを活かしたりすることで、栄養価もアップ!
- 材料(40人分)
- バナナ(完熟)4本
- 小麦粉500g
- ベーキングパウダー20g
- 卵4個
- 植物油200ml
- 牛乳400ml
- 砂糖100g(お好みで調整)
作り方
- バナナをフォークでつぶしておく。
- ボウルに卵を入れ、砂糖を加えて泡立て器でよく混ぜる。
- 植物油、牛乳、つぶしたバナナを加え、さらに混ぜる。
- 小麦粉とベーキングパウダーをふるいにかけながら加え、さっくり混ぜる。
- 天板に流し込み、180℃のスチコンで30〜35分焼く。
これでふわふわのバナナケーキが大量に完成!保育園でも大人気のおやつ間違いなしです。
蒸しパン
蒸しパンは、アレルギー対応もできるおやつとしてよく使われます。
卵や乳製品を使わないレシピも簡単にアレンジできるので、アレルギーを持つ子どもでも安心して食べられます。
- 材料(40人分)
- 小麦粉500g
- ベーキングパウダー20g
- 砂糖100g
- 豆乳500ml
- サラダ油100ml
- バニラエッセンス少々
作り方
- 小麦粉、ベーキングパウダー、砂糖をボウルに入れて混ぜる。
- 別のボウルに豆乳とサラダ油、バニラエッセンスを混ぜる。
- 乾いた材料を少しずつ湿った材料に加え、混ぜ合わせる。
- 型に流し込み、蒸し器で15分ほど蒸す。
ふんわりした蒸しパンが出来上がります。味に変化をつけたいときは、カボチャやサツマイモなどを加えてアレンジもOK!
保育園の栄養士が教える!おやつの栄養バランスの秘訣
子どもたちにおやつを提供する際、保育園では「栄養バランス」にも気を配る必要がありますよね。
おやつは楽しみのひとつですが、それだけでなく、成長に必要な栄養も取れるように工夫したいものです。
自然な甘みを活かしたレシピ
保育園でのおやつは、できるだけ砂糖を減らして、自然な甘みを活かすと良いです。
例えば、バナナやリンゴ、サツマイモなどは自然な甘みが豊富で、砂糖を使わなくても十分美味しいおやつが作れます。
栄養価の高い食材を取り入れる
栄養バランスを考える際には、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富な食材を使うことがポイントです。
例えば、かぼちゃやほうれん草などの野菜、そしてカルシウムを補うための牛乳や豆乳を積極的に使いましょう。
おすすめの食材例
- バナナ:カリウムや食物繊維が豊富で、消化にも良い。
- かぼちゃ:ビタミンAがたっぷりで、子どもの成長をサポート。
- 豆乳:植物性のタンパク質が摂れる。
時間との戦い!大量調理のための効率アップ術
保育園での大量調理では、効率が何より大事!少ないスタッフで短時間におやつを用意するための「時短テクニック」をご紹介します。
一度に多く作れるレシピを選ぶ
一度にたくさん作れるおやつレシピを選ぶことが、効率アップの第一歩です。
スチコンや鍋を使ったレシピは一度に大量に作れるので、手間がかかりません。
準備は前日から始めよう
事前に準備できるものは、前日に済ませておくと当日の作業が格段に楽になります。
使用する調味料や調理器具を用意しておくだけでも違いします。ただし、当日調理が基本なのはお忘れなく!
スタッフ同士の連携を工夫する
調理スタッフ同士でうまく分担作業を行うのも大切です。
誰が何を担当するのか、役割をしっかりと決めておくことで、無駄な動きを減らし、スムーズに作業が進みます。
子どもが喜ぶおやつタイムのアイデア
おやつタイムは、子どもたちが楽しみにしている時間ですよね。
そんな時間をもっと楽しくするためのアイデアをいくつか紹介します。
おやつビュッフェを開催しよう
ときには、子どもたちがおやつを自分で選べる「おやつビュッフェ」を開催してみるのはいかがでしょうか?
いくつかのおやつを並べて、子どもたちが自分の好きなものを選ぶスタイルにすることで、食べる楽しさが増します。
季節感を取り入れたおやつ作り
季節ごとに異なる食材を使ったおやつを提供するのも楽しいアイデアです。
例えば、秋にはサツマイモや栗を使ったスイーツ、夏にはゼリーやフルーツをたっぷり使った冷たいおやつなど、季節感を取り入れることで、食べる楽しさが広がります。
アレルギー対応もバッチリ!全員が楽しめるおやつを作ろう
保育園では、アレルギーを持つ子どもたちにも配慮したおやつを提供することが大切です。
牛乳や卵、小麦など、アレルギーを引き起こしやすい食材は避けて、みんなが安心して食べられるおやつを提供しましょう。
代替食材を上手に使う
アレルギー対応のおやつ作りでは、代替食材を上手に使うことがポイントです。
卵の代わりに豆乳を使った蒸しパンや、牛乳の代わりにアーモンドミルクを使ったプリンなど、ちょっとした工夫で安全なおやつを作ることができます。
専門家に相談してレシピを考える
アレルギー対応のおやつを作る際は、栄養士さんやアレルギー専門の医師に相談することもおすすめです。
専門家に相談することで、アレルギーを持つ子どもたちにも安心して食べてもらえるレシピが考案できます。
乳製品や小麦など、アレルゲンを含まない代替食材を使ったおやつ作りのアドバイスがもらえます。
栄養士さんに相談すれば、栄養バランスにも配慮したレシピを提供してもらえます。
大量調理では、どうしてもカロリーや栄養価が偏りがちですが、栄養士の指導のもとで食材を選ぶことで、すべての子どもたちが必要な栄養を取れるおやつを作ることが可能です。
また、専門家の意見を取り入れたレシピは、保護者の信頼も得やすくなります。
アレルギー対応のおやつ作りは、保護者にとっても大きな不安材料です。
栄養士や医師の協力を得たメニューであれば、保護者も安心しておやつを提供できるでしょう。
専門家のアドバイスを受けてレシピを考えることは、保育園の大量調理において重要なステップです。
アレルギー対応のおすすめおやつレシピ
アレルギーの子どもたちも安心して楽しめるおやつレシピをいくつか紹介します。
これらは、卵や乳製品、小麦などに代わる食材を使ったアレルギー対応レシピです。
豆乳プリン
卵や牛乳を使わずに作るプリンは、アレルギーの子どもたちにもぴったりです。
豆乳を使ったシンプルなレシピですが、クリーミーで美味しいプリンが完成します。
- 材料(40人分)
- 豆乳800ml
- 砂糖100g
- 寒天粉10g
- バニラエッセンス少々
作り方
- 鍋に豆乳、砂糖、寒天粉を入れて混ぜながら中火で加熱します。
- 沸騰したら弱火にして、さらに2〜3分かき混ぜながら加熱。
- 火を止めてバニラエッセンスを加え、型に流し込んで冷蔵庫で冷やし固めます。
この豆乳プリンは、口当たりも滑らかで、アレルギーの子どもでも安心して食べられます。
バニラの香りが香ばしく、豆乳のまろやかさが際立つ一品です。
米粉のスコーン
米粉を使ったスコーンは、小麦アレルギーの子どもたちにも対応できるおやつです。
小麦粉の代わりに米粉を使うことで、もっちりとした食感のスコーンが出来上がります。
- 材料(40人分)
- 米粉500g
- ベーキングパウダー20g
- 砂糖100g
- 植物油100ml
- 豆乳200ml
作り方
- ボウルに米粉、ベーキングパウダー、砂糖を入れて混ぜます。
- 植物油と豆乳を加え、手でこねてまとめます。
- 生地を一口サイズに丸めて、180℃のスチコンで20分焼きます。
米粉のスコーンは、表面はサクッと、中はふんわりとした食感が楽しめます。
豆乳を使うことで、乳製品にアレルギーのある子どもたちでも安心して食べられます。
食育を取り入れたおやつの時間
おやつの時間は、単に食べるだけでなく、子どもたちに「食べ物の大切さ」や「食べることの楽しさ」を教える良い機会でもあります。
そこで、保育園のおやつタイムに「食育」を取り入れる方法について紹介します。
食材に触れる機会を増やそう
おやつを作る際に、子どもたちに食材を触ってもらうことが、食に対する興味を引き出す第一歩です。
カボチャやサツマイモ、リンゴなどの旬の食材を見せたり、触らせたりして、「この食材はどんな味がすると思う?」といった問いかけをしてみましょう。
食材の感触や香りを感じてもらうことで、食に対する好奇心が育まれます。
おやつ作りを体験してもらおう
簡単なおやつ作りを、子どもたちに体験してもらうのもおすすめです。
米粉を使った団子作りや、フルーツをカットしてトッピングする簡単なゼリーなど、子どもたちが手を使って作業できるおやつなら、安全に楽しめます。
「ありがとう」の気持ちを学ぶ
おやつを作る過程で、食材を提供してくれる農家さんや自然に対する「ありがとう」の気持ちを教えるのも大切です。
おやつの時間は、ただ食べるだけでなく、食べ物の恵みに感謝する心を育てる場でもあります。
毎日のおやつタイムを通じて、食べ物を大切にする習慣を少しずつ身につけていけるよう、工夫してみてください。
まとめ:みんなが笑顔になるおやつタイムを目指して
毎日、保育園でおやつを作るのは大変なことですが、その一方で、子どもたちが笑顔でおやつを楽しむ姿を見ると、頑張って良かったなと思える瞬間でもあります。
紹介したレシピやコツを使って、子どもたちが大喜びするおやつタイムをぜひ実現してください。
大量調理のおやつ作りは、ちょっとした工夫で効率よく進められます。
スチコンや鍋をうまく活用し、栄養バランスを考えたおやつを作ることで、保育園での楽しいひとときがもっと充実するでしょう。
子どもたちにとっておやつは、楽しみであり、成長のための大切な栄養源でもあります。
だからこそ、保育園での大量調理はただの作業ではなく、子どもたちの未来を支える大切な役割を担っています。
日々の工夫と愛情を込めて、これからもおいしいおやつを届けてくださいね!